| ■スタート地点 (0:00) 
 大塔村木守分岐から3kmほどにして広い空き地が広がる.
 
 左に曲がるカーブと車10台分の空き地がある場所が地図上の国道・林道境界線.
 
 登山道は,末端から100mほどさがった地点から北へ伸びる舗装路へ.
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            | ■スタート地点詳細 
 スタート地点の目印は「山火事注意」の標識.この右手から斜めに延びるコンクリート舗装路が古座川へ抜けるための道.
 
 [詳細図 1]
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            | ■コンクリート舗装路終点 (0:10) 
 登坂10分ほどでコンクリート舗装路は途切れる.この附近には車の廃車の残骸がありひとつの目印.
 
 登山道は上記廃車の左手15m附近から直線的に杉林方向へ伸びる.
 
 
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            | ■林業作業場 (0:30) 
 分岐から踏み固められた登山路を20分ほど歩むと視界が開け,林業作業場の境界を示すネットが張られている場所に到着する.
 
 ネットをくぐって直線的に谷側へ.標高を維持するように谷から50m上部を標高線に沿って進む.
 
 ※この地点は登山路の目印がなく,また道は雑草に覆われており,非常に道をロストしやすい.
 
 
 
 
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            | ■苔の唐沢 (1:00) 
 林業作業場を抜けると,景色は一転.見事な苔で覆われた沢を直線的に登坂する.ここも登山路を示す目印はないものの,ほぼ沢を登っていくことで進路を誤ることはない.
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            | ■高尾山南西の鞍点 (2:00) 
 苔の沢は一時間ほどの時間を要する.沢が終わりに近づくと高尾山南西の700m地点の鞍部に到着する.
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            | ■ピーク773地点(峠) (2:30) 
 道をロストしなければ,約2時間半ほどでピーク773m地点に到着する(国土地理院地形図参照のこと) 北西方向の視界は最高で紀伊山地の雰囲気を堪能することができる.
 
 ※ここにも登山案内,峠名などを示す指標もない.
 
 [詳細図 2]
 
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            | ■古座川側への道 
 ピーク773m地点から古座川への道は,登山道としての形態は一切整っていない.ピーク773m地点からの下山路も明確に規定できないほど,道は失われている.
 
 遭難の可能性が非常に高い.
 
 
 
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            | ■古座川側下山路 (2:45) 
 国土地理院地形図では,ここより東側の方向へ進路をとり,200mほど一気に下るようになっている.
 
 ここは斜度としては50度〜60度の急勾配でほぼ鉛直に下っていく.足場は悪く落石も起こりやすい.
 
 高尾山から南へ伸びる沢を頼りとするのみで,ここにも一切の登山路を示す目印はない.
 
 
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            | ■古座川側の沢合流部 (3:15) 
 峠から40分ほどで上記の沢と合流する.今回の合流地点は国土地理院の示す部分とは異なる.(それほど道の正確なトレースは不可能)
 
 
 これより古座川側末端までは沢に沿って下ることになる.沢は大半が枯れているため,沢を下っていくことで道のロストを回避させた.
 
 
 
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            | ■古座川側末端ゴール地点 (4:15) 
 峠から1時間45分で古座川末端部に到着.ここは廃屋があり,舗装路の途切れが目印.
 
 
 
 
 
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            | ■後記 この登山は私を含め2名で2002.9.22に現地調査を行いました.
 
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