国道256号
スタート 長野県飯田市越久保上
ゴール 長野県下伊那郡上村清水
距 離 約 10 km
コース 飯田末端-(2:40)-小川路峠-(2:30)-上村末端
駐車場 飯田末端側:約10台
上村末端側:約3台
全体図  [全体図 1/40,000] (247KB)
■スタート地点 (0:00)

飯田市街地からR256を進む.観世音堂を過ぎて2kmほどで舗装が途切れる.

この舗装終点から2kmほど未舗装の道をすすむと右の写真にある駐車10台ほど可能な空き地に到着する.

これより先も1.5kmほど車による進入は可能ながらも、離合部が少ないので,数台以上の場合には,この場所にてスタートすることが好ましい.

[詳細図 1]

■未舗装区間 (〜0:45)

標高としては約1,100m.スタートから45分ほどは幅員が1.5〜3mほどある未舗装路を歩く.

この区間は時速2km/hのペースでコースタイム通りに進めるため,ほぼ時間を気にする必要がない.

木々の間から見える飯田,中央アルプスの景色は見事の一言.
■汗馬沢 (0:50)

出発から50分ほどで少し開けた空き地がある.スタートしてから初めの休息には汗馬沢が適している.

ここが汗馬沢と呼ばれる所以は,隣接して設置してある案内板で確かめよう.昭和20年代までは人が住んでいたと.それだけでも十分にこの秋場街道の所以が感じられる.



[詳細図 2]
■第21番観音 (1:30)

秋葉街道には数百mごとに石仏観音が安置されている.総てが揃っているわけではないので要注意.

その中でも第21番観音は規模,状態が優れており,時間的にもこの21番観音が中間地点.

ひっそりとした古街道の中に今でも佇む古の温もりを感じる場所だ.


[詳細図 3]


■喬木分岐 (2:20)

1,400m地点から一気に上りきった附近の目印とする1,600m地点の喬木分岐.

ここから小川路峠までは30分.ほぼ平坦な道のりになるため,呼吸を整えながら残りわずかな目的地へと向かって一歩前進.


[詳細図 4]


■小川路峠 (2:40)

スタートから2時間40分で小川路峠に到着.古街道の峠の中でもこれほど印象的な場所も少ない.

平成12年に再建された鳥居がこの一帯の空間を神聖なる印象を持たせる.

閑静な見事な峠.
■峠から500m地点 (2:50)

峠で休息をした後に上村(清水)へと下山を開始する.上村への下山路は葛折に一気に下るが比較的にフラットな路面であるので足・膝への負担は少ない.

垣間見る遠望はまさに鳥瞰図.紅葉の季節ならば紅く燃え上がる山肌を捉えることができる.

[詳細図 5]
■木橋 (3:30)

上村側の下山路は平成12年になって整備されたことによって完歩が可能となった.

数ヶ所にわたって崩落した地点には上村村民の有志の方の尽力により架けられた橋が行く手を助けてくれる.感謝.
■峠より4.4km地点 (4:40)

ほぼゆるやかで平坦な道のりが続く.ここも峠よりほぼ時速2kmペースで距離をかせぐことができる.

峠から4.4km地点(上村側まで1.1km)は新道と旧道が交錯する.古街道の整備に伴って地図上の表示とは多少異なる道を歩むことになるが,案内も整備されているため道をロストする心配はない.

[詳細図 6]
■林道開鑿寸断地点 (4:50)

ゴールまで1kmほどの地点にて林道開鑿によって登山路は寸断されている.

直線的に下方に下りていくと登山路が発見できる.
なお,開鑿法面には桃色のリボンが巻きつけられているが,これは登山路を示すものではないので要注意.
上村側末端 (5:10)

林道寸断地点から20分ほどでゴールの上村側(清水)に到着する.

「歴史の道 秋葉街道」の看板が設置されているので目印になる.なお,この脇に車3台が駐車できるスペースがある.
■謝辞
この企画は有志の方々(7名)の情報をもとに,2002.11.9に現地調査が行われました.